ここ最近、個別の企業銘柄を買うことを控えめにしていました。すでに保有している株式が全資産の25%に近く、あまり現金割合が少なくなるともしもの時にも困るので、ちょっと我慢していました。
株式投資していると、日経平均が上昇傾向にあると保有銘柄が値上がりして含み益が膨らみ、気持ちが高揚して自信過剰気味になります。
この精神状態に陥ると、投資のリスクである損をする可能性を忘れ気味になって、あれもこれもといろんな銘柄を投資資金が尽きるまで買ってしまいがちになります。私も過去に同じような失敗を繰り返してきたので、ぐっと我慢して冷静に考えるようにしています。
上場時に興味があったけど買えなかった銘柄を思い出した
そんな中、私が尊敬するファンドマネージャーの藤野さんの本「投資バカの思考法」を読んでいて、以下のあたりに影響されてなんか良い銘柄ないかな〜と物色。
- 「好き嫌い」で決めることは、合理的で高度な技術
- 株式投資は日経平均の動きではなく「会社の伸びる可能性」に注目する。
- 「この会社は世の中の役に立つ」「この会社が生み出す価値は、社会に貢献している」と確信が持てる会社に投資する。
なかなか良い銘柄が見つからなくてむ〜んとしていて、なんとなく前に登録したお気に入り銘柄リストを見ていると「日本動物高度医療」という特徴的な分かりやすい名前の企業を発見。
そういえば今年の４月にIPO（上場）する銘柄にリストアップされていて、購入しようとしたのですが抽選で外れてしまって買えなかったのを思い出しました。
日本動物高度医療という会社
この会社は名前の通り、ペットの犬や猫に高度な医療を提供するための日本動物高度医療センターを運営している会社で、動物に対して、放射線治療装置やMRI、CT等の先進医療設備を備えた施設で高い専門知識と経験を持った獣医師による高度な医療を提供する会社だそうです。
最近はペットも家族の一員とみなし、我が子のように可愛がる人が増えていますよね。テレビでちらっと見たんですが、ある神社では少子高齢化によって七五三需要が減って困っていて、ペットの七五三サービスをやってみたところお客さんが結構くるのだそうです。
これからは少子高齢化がさらに加速していきます。暇と時間とお金を持て余したご年配の方々はより一層ペットに愛情を注いでいくのではないかと想像しました。そうするとペットは家族同然またはそれ以上の存在になっていきます。
ペットと飼い主さんにとっては、ペットに対する高度な医療サービスは絶対必要になるものです。
昔、自分がまだ中学生の頃に、同級生が将来獣医師になりたいという明確な目標を持って猛勉強していたことを思い出しつつ、高度な動物医療を提供し、獣医師に対しても高度な動物医療教育を行うという会社の方針に好意を抱きました。
株価と財政面をチェック
株価チャートを確認してみると、上場直後の高値からだいぶ下落していて底値っぽい形になっていました。最低単位株であれば16万円ぐらいから投資できます。
PERは23倍前後、PBRは4.4倍前後でちょっと高めではありますが、会社四季報上の情報では一応毎年増収増益でROEは19倍で資本利益率かなり高めでした。
営業キャッシュフローがマイナスではないので実際に現金収入もあるようです。有利子負債がちょっと多めなのが気になりますが。。。
全国連携動物病院からの完全紹介制によるサービス提供をしており、連携病院は3000を突破しつつ各病院からの紹介件数も徐々に伸びているようです。連携病院の数が増えるほどお客さんが増える仕組みのため、ストック型っぽいビジネスですね。
最低単位株の100株買ってみた
ということで、ひとまず最低単位株の100株分を16万円ぐらいで買いました。
買って次の日には確か4〜5％ぐらい株価が下がってひやひやしたのですが、今は戻ってきています。短中期だとちょっとしたことで大きく値動きするのでどんと構えて数年を目処に長期投資していくつもりです。
状況みつつ買い増しも検討しようと思っています。
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